足首には足関節という関節があり、足首を境にして上下左右複数の骨と強靭な靭帯で繋がれています。

本来強い衝撃などにも耐えうる構造になっていますが、足を強くひねった捻挫などを繰り返すことによって痛みの出やすい状態になります。

目立った外傷がなくても下腿の筋肉の疲労や 関節の位置がズレることで慢性的な足首の痛みや違和感、つまり感がでます。

さらに加齢と共に軟骨が磨り減ったり、骨が変形するといった退行変性を伴う事があります。

足首の痛みが起るものには、捻挫・骨折・腓骨筋腱脱臼・肉離れ・アキレス腱炎・足根洞症候群・変形性足関節症・足関節不安定症・足底腱膜（筋膜）炎、・痛風、・後脛骨筋腱障害・外脛骨障害・外反母趾・強剛母趾・こどもの成長痛など、 筋肉、靭帯、腱、骨、関節どこの組織を痛めているか、原因によって適切な検査や治療がことなります。

また何もした覚えはなくても、疲労でかかと、距骨など足根骨の関節のかみ合わせが悪くなり、アンバランスになることにより、違和感や痛みが発生します。かたまってからだと回復に時間を要するので、はやめの対処が必要です。

一般的には、脛骨・腓骨と、その間におさまる足首の骨である距骨が形成する
距腿関節いわゆる「足関節」の歪みなどで足首に痛みが生じますが、
「足関節」の下の「距骨下関節」の歪みをみれないと根本的にはなおりにくいのが
当院の臨床データからみうけられる大切なポイントです。

きっかけは、

・怪我による靭帯損傷
・疲労による筋肉の緊張

によって、骨のアンバランスが
関節を歪ませます。

足首の捻挫で多発する内反捻挫によって、
外側にある前距腓靭帯、後距腓靭帯、踵腓靭帯、三角靭帯の

４つの靭帯が損傷するとくるぶしに強い痛みや腫れを生じ、
足首や足の甲まで痛みが波及していきます。

足首の捻挫などの自覚できる怪我や思いあたる理由がなくても
下腿の筋肉のアンバランスや足裏のアーチの低下よって
関節の位置がズレたり固まったりすることでことで急な足首の激痛や慢性的な足首の痛みや
違和感、つまり感がでる場合が多いです。

足首の関節は複雑な動きをともない
靭帯、筋肉、骨、関節が相互にかかわるため
どの部分が原因になっているかを見極め整えていく事が
かなり重要になってきます。

筋肉だけ緩めても、関節のズレがあれば
違和感から慢性的な炎症をおこし、年齢をかさねなくても
関節の変形をきたしてしまいます。

病院、整形外科へ行き骨折や脱臼以外の診断を受けると病院では、
鎮痛剤やステロイド注射といった保存治療から治療が始まります。

重症例になると外科的手術などを検討されることがあります。

投薬は痛みを緩和させることができても、骨格の矯正はできません、手術により、
関節を固定したり、人工関節などになると、足関節の異常な動きから、
他の疾患が発症する可能性が高いとされています。

足首の痛みの根本治療の考え方として大切なのは、
構造上の問題による関節の負担をとりのぞき、神経への血流をスムーズにすることです。

インソールが疼痛の緩和や歪みの予防改善に効果的に働くのは、
足部のアライメント（骨格の配列構造）を整えてくれるからです。

実際には、骨格の矯正は筋肉や靭帯、神経の問題が絡み合うので
インソールのみだと不十分な症例が大部分を占めています。

先にも述べたように、当院では足首の痛みの原因を筋肉の異常な緊張、捻挫などの怪我の後遺症による
靭帯の固着による関節のズレに、神経機能の低下による歩き方や体の使い方の悪習慣などによって、
全身がアンバランスになってしまった結果、骨格を歪ませているものと考えています。

骨格の歪みは整体の得意分野です。さらに足周辺や影響を及ぼしている股関節、骨盤、背骨などの筋肉を緩め、
関節のズレ、骨格の歪みを改善することで神経や靭帯への血流を増大させて、機能回復ができます。

当院で行う治療は、多くの整体院で行うような症状の局所の筋骨格だけを整える治療ではなく、
触診や体の使い方などの動作分析、神経機能や全身の関連性を検査して原因をさがして治療をおこなっていきます。

症状や状態はお一人お一人違います。十分に検査が必要です。あきらめる必要はありません。
多くの足のトラブルにお悩みの患者さんと向き合ってきた当院にご相談ください。